ぎっくり腰をきっかけに坐骨神経痛に。。。|70歳 男性 自営業
坐骨神経痛の始まりは
ひと月前に、ぎっくり腰をしてから腰痛と足のしびれに悩まれていた男性です。
仕事は自営業で自宅でデスクワークを長い間行っているのが日常だとの事。
先月も色々と忙しく長い間デスクワークを行っていて立ち上がった瞬間に、ぎっくり腰を起こしてしまったとの事。
2~3日自宅で安静にしていても痛みが改善されてこないので、自宅近くの整形外科を受診し坐骨神経痛との診断を受けたそうです。以前より脊柱管狭窄症の診断を受けているのでそれが原因だろうという医師の見解だそうです。
整形外科での治療は、主に牽引と物理療法と投薬。
ひと月続けたが改善されないのでファインカイロに来院されたそうです。
坐骨神経痛以外に何か他に問題はあるか?
服用されている薬が数種類があり、お伺いすると慢性閉塞性肺疾患の疑いでそれに関連する薬を数種類服用されている状態でした。
喫煙の習慣もあり、呼吸に関して十分な酸素供給が出来ていない事が考えられました。
(脳・神経系の機能維持に酸素はとても重要な役割を果たしています)
また、高血圧の診断を受けているとの事で、そのお薬も服用されているとの事でした。
坐骨神経痛の状態はどのような状態だっか?
来院時から、逃避姿勢(痛みを避けて傾けて歩いている)が強く、杖を使って歩行されていて、症状の深刻さが見てすぐに分かりました。間欠性跛行もあり休み休みでないと歩けないという状態。
動かさないでいる時は、まだ痛みなどは気にならず我慢できる状態だが、動かそうとすると症状が強くなり動き始めは勇気がいるというお話しでした。
腰の動きに関しては、立位時でどの方向に動かしても痛みは増悪してしまい、首や肩を動かしても痛みが増悪するような動きが確認されていました。
坐骨神経痛の症状をどのように施術するか?
血圧や呼吸数など安静時と軽い運動時で比較させてもらいましたが、大きく乱れるような異常な所見は見られませんでした。
また、脊柱管狭窄症による坐骨神経痛という診断でしたが、明確な下位運動ニューロン障害を示す兆候も見られませんでした。
問診そして各種検査から、脊柱管狭窄症による痛みではない可能性が高い可能性が高まりました。
機能的な検査を行うと、様々な筋運動や特定の場面の記憶で、神経系の機能が混乱する状態が見られました。
これらの働きを改善させていく施術方針のもと、施術を行いました。
坐骨神経痛の患者さんに施術を行いどのようになったか?
初回施術後は、8割がたの機能が回復しているのが確認されました。
痛みの誘発検査をしてみても、施術前とは違い様々な動きで痛みが減弱しているのが確認されました。
病院での治療では何にも変化がなかったのが、一度の施術でここまで変化したのが安心感を感じた様でした。
身体の状態から、2週間で4回の施術を提案しました。
3回目の施術の後からは、痛みを感じる事が殆どなくなり特定の状況だけとなって来たという報告を受けました。
ただ、まだ機能的に改善が維持されていない部分が多いので継続した施術を提案させて頂きました。
2週間で2回の施術を提案し、合計6回の施術で機能的にもしっかりと環境に適応されている状態となりましたので、メンテナンスケアとして数か月後のケアを提案させて頂き、治療計画を終了しました。
施術を終えて
脊柱管狭窄症という診断を受けていても、脊柱管狭窄症が本当に今の痛みと関係しているか?という事まで整形外科では見ない事のほうがおおいように感じています。
この方も、ひと月という時間を整形外科の治療に時間を費やしましたが、いい効果を感じる事が出来なかった方でした。
当院に来院される多くの方がこの様に、整形外科で良くならなかった痛みやシビレ症状でお困りの方です。
今回も、しっかりと患者さんのお悩みのサポートが出来た事を嬉しく思います。
◆ ファインカイロプラクティック院長
◆ 豪州RMIT大学健康科学部カイロプラクティック学科 日本校 卒(2005年)
◆ カイロプラクター(WHO国際基準)
◆ 日本カイロプラクティック登録機構 認定登録者
・カイロプラクティック理学士 《豪州RMIT大学本校》
┗ B.C.Sc(Bachelor of Chiropractic Science)-Australia-
・応用理学士(臨床医科学)《豪州RMIT大学本校》
┗ B.App.Sc(Bachelor of Applied Science-Clinical Science-)-Australia-
◆ B.App.Sc / B.C.Sc ≒ Doctor of Chiropractic -D.C.- ◆
身体をコントロールしている神経機能異常の調整から、筋骨格系・免疫系・自律神経系・内分泌系・メンタル系などの慢性症状の改善をサポート。
現在は、宮城県仙台市にて施術院を開院。(1回/月横浜において臨床活動中)
ただ、身体の機能検査では十分な改善が見られていなかったので、1週間ごとの施術を2週間継続されて、合計6回で主観的な症状の改善から、客観的な検査結果の異常所見も改善され、施術終了となりました。