整体を受けたら寝られなくなりました
頚部痛・頭痛の発症のプロセス
ご来院される前日、仕事がお休みで外出されていて、待ち合わせの時間までの小1時間をつぶす為に、普段はいく事の無い、チェーン店の整体院に行かれたそうです。
自覚症状は担当者に伝えていたそうですが、施術では具体的な説明もないまま、強めのマッサージとストレッチと関節の矯正(整体)を受けたそうです。
受けている時も「強いなぁ」と感じていたそうですが、我慢して施術を終えたそうです。
その後、時間が経過するにつれて次第に首や肩の緊張感が増し、後頭部から頭頂部・前頭部にまでに及ぶ脈打つような頭痛が始まり夜には我慢できない状態にまで悪化し、痛み止めを服用して就寝されたそうです。
身体の状態を確認
無意識のメンタル面の誤作動を調整
自分では、何か悪い事をされたと認識していますが、そいった感情を検査しても誤作動は誘発されませんでした。
背景を深く探っていくと、検査で出てきたキーワードは、満足感でした。
詳しくお話をしながら背景を探っていき調整していきました。
(本ケースの詳細はプライバシーにかかわる部分が多いので、割愛します)
メンタル面だけでなく、体の機能異常もチェック
神経の機能異常部位をチェックしてみると、まだ不具合を起こしている関節のセンサーがありましたので、それを調整しました。
治療院選びは慎重に!
最近は、様々な治療院が溢れています。
国家資格を持つ方から、そうで無い方まで、
沢山勉強している方から、そうで無い方まで。
本当に沢山の方がいます。
今回のケースでは、施術によるものというよりも、そこで起きた施術者と患者側のミスマッチが大きく影響していた様子が浮き彫りになりました。
施術による直接的な問題という感じでは無かった感じです。
しかし、患者さんが求めていない施術を提供されているという事実があり、色んな問題に発展しそうなケースだとは感じました。
国家資格を持っているから安心だとか、沢山勉強しているから効果がある、とかそいう事を言うつもりはありません。
ただ、施術家として最低限の事 (技術に関しても、体の仕組みに関しても、人間として接する能力にしても)が出来ていなくて、疎かになってしまっている事が、この様なミスマッチを起こすのだと思いました。
◆ ファインカイロプラクティック院長
◆ 豪州RMIT大学健康科学部カイロプラクティック学科 日本校 卒(2005年)
◆ カイロプラクター(WHO国際基準)
◆ 日本カイロプラクティック登録機構 認定登録者
・カイロプラクティック理学士 《豪州RMIT大学本校》
┗ B.C.Sc(Bachelor of Chiropractic Science)-Australia-
・応用理学士(臨床医科学)《豪州RMIT大学本校》
┗ B.App.Sc(Bachelor of Applied Science-Clinical Science-)-Australia-
◆ B.App.Sc / B.C.Sc ≒ Doctor of Chiropractic -D.C.- ◆
身体をコントロールしている神経機能異常の調整から、筋骨格系・免疫系・自律神経系・内分泌系・メンタル系などの慢性症状の改善をサポート。
現在は、宮城県仙台市にて施術院を開院。(1回/月横浜において臨床活動中)