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カイロプラクティックって何ですか?

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カイロプラクティックって何ですか?

首都圏では、一つの駅に数店舗から数十店舗にわたって、カイロプラクティック院の看板を見ることが出来るかも知れません。

それほど、普及しているカイロプラクティックですが、実際の所「そんな事をするのか?」「どんなものなのか?」知らない方の方が多いと思います。

実際にカイロプラクティックを受けれている方でも、実の所良くわかっていないのが現状かも知れません。

という事で、カイロプラクティックについて一般的に分かりやすい範囲でまとめてみました。

カイロプラクティックの5W1H

カイロプラクティックは何?

カイロプラクティックは、神経の機能に着目した施術方法です。

神経の働きを、様々な徒手検査や理学検査を用いて評価判断して、神経の機能を改善させるべく、背骨の関節や四肢の関節を介して施術を行い、神経の働きを良好に変化させていくことが仕事です。

骨のズレや歪みを元に戻すことが、カイロプラクティックの施術ではありません。

WHOのカイロプラクティック定義は

「筋骨格系の障害とそれが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職である。治療法として手技による関節アジャストメントもしくは脊椎マニピュレーションを特徴とし、特にサブラクセーションに注目している」

となっています。

サブラクセーションとは、直訳すると「亜脱臼」という意味で、西洋医学的に脊椎の位置関係に問題が起きているという認識になると思います。

カイロプラクティックが誤認されている背景にはこの様なところも関係しているかも知れません。

カイロプラクティックでいう、サブラクセーションとは「神経関節機能障害」の事であり、その脊椎レベルでの神経機能の異常(つまりはその分節レベルでの固有感覚受容器の神経学的な機能異常)と考えられています。

これらの神経学的な不調和を調整する事で、全体の神経システムの働きが良好となり、自ら持つ治癒力が促進されて、様々な不調が改善に至るというのが本来の考え方であると言えます。

簡単にまとめたつもりが簡単ではなかったかもしれないですね・・・

誰がカイロプラクティックを行うのか?

日本では、カイロプラクティックに関する法律がなくだれでも開業できてしまう状態ですが、国際的にみるとWHOがカイロプラクティックの教育基準の指針を出していて、それによると4200時間以上の全日制の教育となっています。
これは、日本における医学部に相当する授業数です。
カイロプラクティックが法制化されている40以上の国と地域では、カイロプラクティック専門大学を卒業し学位を取得したのち、国家試験や州開業試験に合格する事ではじめて臨床業務に就くことが出来ます。
日本国内では主に、北米(アメリカ)でD.C.(Doctor of Chiropractic)という専門職学位を取得した帰国したカイロプラクターが多いと思います。またそれ意外にカナダやオーストラリア、イギリスなどでカイロプラクティックを学び学位を取得したカイロプラクターもいます。
私は、オーストラリアのRMIT大学が日本で提供したカイロプラクティックプログラムを受講して、RMIT大学より学位を授与されました。
本国RMIT大学に入学金や管理登録料を支払い、RMIT大学の学生として受け入れられ大学から正式に学位を頂きました。
日本国内でのWHO国際基準のカイロプラクターで、RMIT大学を卒業し学位を取得したカイロプラクターが一番多いと思います。

海外カイロプラクティック大学進学者のハンデ

海外で言葉のハンディを持ちながら学位を取得した方々の努力はすごいと思います。
海外帰りのカイロプラクターに聞くと、講義についていくのはやはり大変で(日本語でも大変したので、英語だともっとだと思います)、理解するよりかは暗記して試験にパスすのが目的になってしまうという声を聴きました。
日本語で学んでも同じように暗記だけで試験にパスして内容を理解できない科目もありました。言語のハンディはすごい大きいと思いました。
私は母国語である日本語で学び言葉のハンディなく基礎医学教育からカイロプラクティック教育を受けることが出来、自分の血肉とすることが出来ました。どちらがいいかはそれぞれですが、母国語で学べた私は良かったと思っています。

カイロプラクティックの施術を提供するうえで大切なこと

カイロプラクティックの施術を提供するうえで大切なのは、患者さんの状態を見極めて、重篤な疾患が隠れていないか?といったリスクマネージメントです。
一見ただのぎっくり腰のような症状でも、「解離性大動脈りゅう」であったり、めまい症状のなかでも、「脳腫瘍」が隠れている場合などもあります。
カイロプラクティックのテクニックだけ知っていて施術が出来るのと、患者さんの状態をしっかりと管理できるのとでは、大きな違いがあるといえます。

日本でのカイロプラクティック治療院選びは重要です

日本では、残念ながら法律がないために、だれでもカイロプラクティックを提供できる状態にあります。
学位を持たずに臨床されている方々の中には、多くの事を学び独学で努力されている方も少なくありません。
しかしながら、それよりも大多数で危険な手技や危険な施術管理をしている状況も、患者さんを通じて話が聞こえてきます。
大事な身体預けるわけですから、治療院選びは慎重にされる事をお勧めします。

どこでカイロプラクティックを受けるのか?

これは、まぁ言うまでもなく、カイロプラクティック院で受けられる事が多いと思います。
カイロプラクティックの学位を持っている方の中には、日本の医療系国家資格である、柔道整復師や鍼灸マッサージ師の資格を持っている方もいます。
ですので、鍼灸院や接骨院という看板でカイロプラクティックを提供している場合もあるかもしれません。
海外では、産科や歯科と連携してカイロプラクティックを提供している所もあるようで、産科などでは産後の早期退院にカイロプラクティックが貢献しているという論文もありました。
日本でも、その様な関係性になっていけたら素晴らしいと思います。

カイロプラクティックはいつ受けるの?

上記にもご紹介したように、カイロプラクティックは神経機能異常に注目しています。
ですので、自覚症状がなくても定期的なメンテナンスで、神経機能異常を見つけてもらい、症状が出る前にしっかりと予防する。という側面があります。
神経機能異常を定期メンテナンスでケアしていれば、必ずしも安泰かといわれたらそうとは言えないですが、経験的には重症化しやすい症状の方が軽症で済むようになったり、季節的に症状を繰り返していた方がそうではなくなったりといった事が多く見られます。
多くの臨床家の方々もその様な経験をお持ちだと思います。
データとしてまとめて論文にするのが難しい徒手療法の世界なので、なかなかエビデンスとして明確に表すことが難しいです。
という事で、症状を感じる様になってから、それも色々と他院を回ってから、カイロプラクティックを受けに来られる方が多い現状ですが、症状を感じる前や、何か違和感を感じる様になって来られる方方、なんにも症状がないけれど、身体のメンテナンスでケアを受けられる方まで、いつでもカイロプラクティックは受けることが出来ます。

なぜカイロプラクティックを受けるのか?

これには、カイロプラクティックを提供する人間の中でも興味深いテーマだと思います。
私たちがカイロプラクティックを受ける必要がある理由のひとつに重力があります。
私たちは常に重力を受けて生活をしています。
人間の脳は、活性化する条件として、「酸素」「グルコース」「刺激」の3つがあります。
この3番目の刺激に重力が関係しています。
人間が直立二足歩行となった結果、脊椎には常に重力のかかった刺激が安定的に脳に送られるようになりました。
このセンサーとなっているのが、固有感覚受容器です。
目をつぶっていても、首がどの方向を向いているのか、手がどの位置にあるのか、そういったものが分かるのが固有感覚受容器です。
重力状態から離れて生活すると、固有感覚受容器からの信号が低下する為、身体の様々な機能がうまく働かなくなっていきます。長期間の無重力状態を経験していたり、入院などによって長時間寝たきりの状態が続いていたりする事で、脳の機能が低下する事が分かっています。
現代習慣の運動不足や、様々なストレス、栄養問題、外傷などにより、この固有感覚受容器の働きが悪くなってくることで、脳の機能低下が起きている方が多いのではないかと推察されます。
定期的なカイロプラクティックケアを受けること、それはすなわち人間としての機能を最大限に維持するためにとても必要な要素のひとつだと私は考えています。

どの様にカイロプラクティックを受けるのか?

カイロプラクティックが一般に浸透しにくい理由の一つにこの部分も関係しているかもしれません。
先に述べたように、カイロプラクティックは「背骨のズレ」や「骨盤のゆがみ」を矯正するのではなく、「神経の働きに注目し」その機能を改善させることが目的です。
定義は明確ながら、それに対するアプローチ方法(施術方法)は多岐にわたり、施術方法は100以上も存在しています。どの施術方法も神経機能に対する考え方に違いがあり、カイロプラクティックに対する認識を複雑にしているのかもしれません。
実際に、骨のゆがみやズレを評価して、神経機能障害の改善を図る施術方法もあるので、その部分が独り歩きして、骨格の矯正=カイロプラクティックという認識が強くなってしまったのかもしれません。
カイロプラクティックの真の目的は、神経機能異常を分析し改善する所にありますので、関節をボキボキと慣らすような技術ではなくても、神経機能を調整する技術は他にもあります。
私が主に使用している、アクティベータ・メソッドというカイロプラクティックのテクニックは、器具を使用して素早し振動刺激を、神経機能異常のある部位を特定して、その部分に刺激を加える手法です。
基本的にうつ伏せのまま、評価・分析・調整が出来ますので乳幼児からご年配の方まで幅広く安全に調整を行うことが出来ます。
どのようなカイロプラクティックのケアを受けられるか、よくよく情報をあつめて、なおかつ提供する先生とお話ししてお決めになるのが良いのではないかと思います。

 

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