半年前から続く肩の痛み(四十肩)
痛みが強くなる動作
肩関節90度を超えて腕が上がってくると痛みが増悪してきます。160度付近まで来ると痛みは一番強い状態となりそれ以上挙げる事が出来なくなります。
反対側の腕は180度を超えるまで挙げる事が出来ています。
腕を後ろに挙げていく動作では、左右の差はなく痛みも誘発される事はありませんでした。
腕を90度まで挙げて、内側にねじる動作をしてもらうと痛みの増悪が見られました。
機能異常を確認
痛みが誘発される部位は、機能的に健全であり、その姿位において身体の適応性が低下している事で、健全である痛みを感じている部位に過度な負担がかかって痛みを起こしているという背景があります。
腕を挙げるという行為や、腕を90度で内側にねじるという行為において、全身の関節や筋肉の伝達情報が乱れている事が予測されます。
どの部位の関節や筋肉系の伝達情報を司る、神経の固有感覚センサーが乱れているのかを探し、調整していきます。
施術後の状態
様々な部分で、機能異常が起こっていました。
それらを調整し、再度検査すると違和感は残っているものの、腕の動きで痛みが出てくることが無くなりました。
機能異常が改善されたことで、身体をしっかりと支えられるようになり、負担のかかっていた部位に疲労がかかりにくくなっている状態です。
しかし、状態は不安定で、神経機能を乱す環境的要因に対する適応力もまだまだついていない状態がいくつか確認されました。
定期的なケアの重要性をお伝えして、今回の施術を終了いたしました。
◆ ファインカイロプラクティック院長
◆ 豪州RMIT大学健康科学部カイロプラクティック学科 日本校 卒(2005年)
◆ カイロプラクター(WHO国際基準)
◆ 日本カイロプラクティック登録機構 認定登録者
・カイロプラクティック理学士 《豪州RMIT大学本校》
┗ B.C.Sc(Bachelor of Chiropractic Science)-Australia-
・応用理学士(臨床医科学)《豪州RMIT大学本校》
┗ B.App.Sc(Bachelor of Applied Science-Clinical Science-)-Australia-
◆ B.App.Sc / B.C.Sc ≒ Doctor of Chiropractic -D.C.- ◆
身体をコントロールしている神経機能異常の調整から、筋骨格系・免疫系・自律神経系・内分泌系・メンタル系などの慢性症状の改善をサポート。
現在は、宮城県仙台市にて施術院を開院。(1回/月横浜において臨床活動中)
大切なことは、種をまいて直ぐに咲く花は無い。という事です。