ゴルファーのメニエール病。プロゴルファーの金田久美子さんも悩んでいる?!

プロゴルファーの金田久美子さんもメニエール?!

運動選手(アスリート)には、メニエール症状で悩んでいる方は結構いるな、という印象です。
タイトルにあるプロゴルファーの金田久美子さんも、ひと月前から熱中症の様になってから、気持ち悪さや嘔吐、フラフラする感じが続くようになり、お医者さんに相談した所メニエールという診断をされたそうです。

ファインカイロでもメニエールの方お越し頂いてます

カイロプラクティックでメニエール?
と思われる方も少なくないと思いますが、カイロプラクティックは体が健全な働きが出来る様に、身体をコントロールする神経系の働きに注目して、神経の働きが阻害されているのを解消して、身体を健康な状態へと促す事が根本原理です。

脳から神経を通じて様々な情報が送られて、正常な筋肉や内臓の働き、免疫やホルモンを外的環境に合わせてしっかりと体内環境を維持する働きをしています。

また、身体の様々な感覚器からの情報を脳へと送り、その情報処理に大きくかかわっています。

カイロプラクティックが注目する神経機能障害が改善される事で、様々な恩恵が私たちの体に起こります。
症状が改善されるというのは、その結果の一部に過ぎないと言えます。


メニエール病の病態と最新治療法、ストレスとの関係性

メニエール病とはどんな病気?

メニエール病は、内耳(鼓膜の奥)に影響を及ぼす疾患で、主に反復するめまい、耳鳴り、難聴、耳の閉塞感が特徴です。これらの症状は、しばしば突発的に現れ、数分から数時間続くことがあります。メニエール病は、内耳の内リンパ液の異常が原因とされ、病気が進行するにつれて聴力が徐々に低下することもあります。症状が悪化すると、生活の質が大きく損なわれることがあります。

メニエール病の病態について

内耳の構造と機能

内耳は、聴覚と平衡感覚を司る重要な部分です。内耳は主に2つの部分から成り立っています。ひとつは聴覚を担当する蝸牛(カギュウ)、もうひとつは平衡感覚を担当する前庭(ゼンテイ)です。メニエール病では、内耳の内リンパ液の異常が、これらの機能に影響を及ぼします。

病態生理

メニエール病の病態は、内リンパ液の過剰または不足による内耳の圧力変化が関係しています。内リンパ液の過剰は、内耳内の圧力を上昇させ、これがめまいや耳鳴りを引き起こします。また、内リンパ液の変動が内耳の構造にダメージを与えることで、難聴が進行することもあります。

原因とリスクファクター

メニエール病の正確な原因は不明ですが、いくつかのリスクファクターが考えられています。遺伝的要因、免疫系の異常、ウイルス感染、頭部外傷、ストレスなどが関連しているとされています。また、内耳の血流障害やアレルギー反応も一因と考えられています。

ファインカイロ的考察

遺伝的要因を除いて、免疫系の異常もウィルス感染も、頭部外傷も、ストレスも、全て神経機能異常が大きく関係していると言えます。
神経系が機能的異常を起こすことで、免疫系の働きが低下してしまったり、ウィルスに対して防御機構が弱ってしまったりします。
外傷による強い衝撃で内耳のリンパ管に損傷が起きてしまっても、通常であれば治癒力によってそれが自然と修復されますが、神経系の機能異常がある事で修復が停滞していつまでもリンパ管内のバランスが悪く平衡障害を起こすとも考えられます。

最新の治療法ってどんなの?

薬物療法

メニエール病の治療には、症状の管理を目的とした薬物療法が用いられます。利尿剤は内リンパ液の過剰を抑えるために使用され、めまいや耳鳴りの軽減に寄与します。抗めまい薬やステロイドも、めまいの緩和に役立ちます。最近では、抗ヒスタミン薬やカルシウム拮抗薬が用いられることもあります。

非薬物療法

生活習慣の改善も治療の一環です。塩分の摂取を制限することで、体内の水分バランスを保ち、内耳の圧力をコントロールする助けになります。また、ストレス管理も重要です。リラクゼーションやストレス軽減のテクニック(深呼吸、瞑想など)は、症状の発症を抑えるのに役立ちます。

外科的治療

薬物療法や非薬物療法が効果を示さない場合、外科的治療が検討されることがあります。内耳に直接影響を与える手術や、内リンパ嚢にアクセスする手術があり、これにより症状の改善が期待できます。ただし、外科的治療はリスクも伴うため、慎重な選択が必要です。

最新の研究と技術

最近の研究では、遺伝子治療やバイオテクノロジーの進展がメニエール病の治療に新たな可能性を提供しています。内耳の細胞の再生や新しい薬剤の開発が進められており、将来的にはより効果的な治療法が提供されるかもしれません。

ファインカイロの施術

ファインカイロ的メニエールのアプローチ

メニエール症状は、神経系の働きが乱れ免疫やホルモン(内分泌)などの働きが健全に働けなくなった結果、上記の様な状態をたどり症状となって出現していると言えます。

身体の神経系の働きを良好にする事、神経系が上手に環境に適応できなくなっている、脳(心)のストレスを分析して、身体に適応させていく事、で健全な働きを回復するサポートを行います。

人によってどの部位を施術したらよいのか?また、自分がストレスだと思っていないような事も、脳(心)がストレス反応を記憶していれば、そこにアプローチする必要もあり、一人ひとり全く違ったアプローチとなります。

病院や他院の治療とは違う

多くの病院(耳鼻咽喉科、整体、鍼灸など)では、症状の出ている部位を重点的にアプローチすると思います。
これは、同じ病気ならみんな同じ治療を受けている事になります。
症状が発生した経緯などが人それぞれ全く違うのに、同じ治療をするわけです。
症状に対するアプローチなので即効性が無ければ、あまり意味のない治療と言えるかもしれません。

ストレスとメニエール病の関係

ストレスが及ぼす影響

メニエール病の発症や症状の悪化には、ストレスが大きな役割を果たすことが知られています。ストレスが体内のホルモンバランスや血流に影響を与え、内耳の圧力や機能に悪影響を及ぼすことがあります。また、ストレスが引き金となって症状が突発的に現れることもあります。

ストレス管理の重要性

ストレス管理はメニエール病の治療において重要な要素です。

ストレスというとネガティブなものを排除するという考えが一般的ですが、湧き上がる感情を排除する事は不可能と言えます。
ストレスとは、本来は外的圧力の事ではなく、内的な抵抗力の事を指します。
出来事があった時に、それに対抗しようとする気持ちがストレスとなります。

例えばこんな話

誰かに何かを言われたときに、「お前には言われたくねーよ!」みたいな場面ないですか?
これは、相手に対して競争心があり、勝ち負けのスイッチが入っている状態と言えます。
この時のストレスは、何かを言われたという事よりも、「相手に負けてはいけない、自分が優位でないといけない」という無意識の心がストレスとなっている可能性があるという事です。
この様な無意識のストレスを分析して体に適応させていく事が大事なポイントとファインカイロでは考えています。

実際の事例と体験談

高校生の陸上選手が生理痛を訴えて来院されました。施術過程で梅雨時期になるとめまいや動悸、吐き気を訴える症状が3年前からあるとの事でした。
平衡感覚などの検査をすると神経系の働きが乱れる反応がみられます。
これらの機能障害に関連する心のストレスを分析していくと、「虚栄心」というキーワードが強く影響している事が分かりました。
父との絆が関係している反応で、厳しい父の教えに対して、自分をもっとよく見せないといけない!と自分で自分を縛る様な状態だったそうです。
お父さんは単身赴任で自分の活躍を見せられる数少ない夏の大会前の梅雨時期にそんな自分がいたことを思い出されていました。

その心のストレスが適応されるようになって来る事で、身体のバランスが良くなり、メニエールの症状だけでなく、生理痛の症状も改善されていきました。

予防と生活改善

生活習慣の見直し

メニエール病の予防には、生活習慣の見直しが重要と言われています。
塩分を控えた食事、適度な運動、十分な睡眠が基本です。
過度なアルコール摂取や喫煙は控えたほうが良いでとも言われています。
これらの生活習慣の改善が、症状の予防や軽減に寄与します。

自己管理のポイント

日常生活での自己管理はとても大切です。
定期的な神経機能の健康チェックは、あなたの健康を大きく支えてくれます。
定期的な神経機能の調整と脳(心)のストレス反応の調整で、症状が出る前の予防に効果的と言えます。
また、症状が出る様になっても、改善が早い傾向にあります。

まとめ

メニエール病は、内耳の液体異常により、めまいや耳鳴り、難聴を引き起こす疾患です。
病態の理解と最新の治療法の把握が重要です。
治療には薬物療法、生活習慣の改善、場合によっては外科的治療があります。
特にストレスが症状に与える影響が大きいため、ストレス管理が治療の一環としてとても重要でしょう。

参考資料とリソース

日本耳鼻咽喉科学会

投稿者プロフィール

Tsugunosuke Kunii
Tsugunosuke KuniiB.App.SC / B.C.Sc
【WHO国際基準】ファインカイロプラクティック仙台・北四番丁院長
★カイロプラクティック理学士
└Bachelor of Chiropractic Science -Australia-
★応用理学士(臨床医科学)
└Bachelor of Applied Science(Clinical Science) -Australia-

カイロプラクティックの眼目である、神経機能障害に対するアプローチを主軸に、心(感情)や食(栄養やサプリ)、物質(化学物質・花粉・金属・石鹸・化粧品など)、エネルギー(気・経絡・チャクラ・プラーナなど)との関係性を紐解き、心身の健康を快復する施術を提供。

20代前半で、アジア諸国(インド・ネパール・タイ・カンボジアなど)を旅して来たことで、生命の原理原則を深く学び、現在の臨床に大きく影響を及ぼしています。

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