岩手(一関市)から来院
ホームページから当院のイップス情報を散策してご来院。岩手県の一関市から車でお越し頂いています。早期のイップス改善を希望されていて、イップスで困っていた期間も10年近くと長く、初回の検査時の神経機能異常の状態も多く、集中的なケアの必要性をお伝えして、2週間で4回の施術を行いました。
本日は、前回から初めて1週間時間を空けての来院で5回目の施術でした。
イップス症状の経過
イップスは、約10年前から始まり、これといった原因は分からず、数日調子が悪い日が続いたのち、あっという間に打ち方が分からなくなり、特定のサーブを打とうとすると腕が動かせなくなる症状が出るようになってしまったとの事でした。現在では得意のサーブが打てないのと、トスがあげられない時があるという2つのイップス症状が出ているとの事です。
今までの4回の施術で、様々な身体の動きによる神経機能の乱れをチェックしていきました。
腰の動き、肩の動き、首の動き、腕の動き、目の動きなど様々な動作による刺激で、神経系が混乱した命令を出していました。
これらの機能異常に対する調整を繰り返して行っていった結果、体の動きが滑らかになり、患者さん自身も「身体が滑らかに動くようになっている、今までの状態は悪くないと思っていたけれど、明らかに状態が変わっている」と認識されていました。
身体動きは良い状態を学習していっていますが、イップス症状はまだ続いていて、まだ得意のサーブを打つことが出来ていません。
しかしながら、以前よりも感覚的にはいい感じであるとの事です。
イップスに対するケアの過程
この方のイップスに関連したストレス記憶(誤作動記憶)には、
サーブを打つときの技術的な「警戒心」(バックハンドでフォア側に返させないとだめ)
団体戦の一員としての「警戒心」(団体のチームから外されたくない)
父に対しての「警戒心」(父が喜ぶ息子でいないといけない)
などが繰り返し反応していました。
経過は良好
イップス症状がまだ発生していますが、様々な刺激に対して体がしっかりと適応する様になってきました。それに伴い、身体的な緊張が改善されて動作がスムーズになってきています。
イップス場面を想像した検査では、まだ誤作動反応が起こりますので、まだ脳が特定の信号によって誤作動の記憶がありそうですが、経過は順調であると言えます。
10年近くイップスで悩んでいたので、患者さん自身も早期改善を望みながらも、着実に回復していく事を大切にしていて、体の変化がしっかりと出ているので、患者さん自身満足して安心して施術を継続していただいてます。

院長:国井継之介 (Kunii Tsugunosuke )
◆ ファインカイロプラクティック院長
◆ 豪州RMIT大学健康科学部カイロプラクティック学科 日本校 卒(2005年)
◆ カイロプラクター(WHO国際基準)
◆ 日本カイロプラクティック登録機構 認定登録者
◆ ライフコンパスアカデミー 講師
・カイロプラクティック理学士 《豪州RMIT大学本校》
┗ B.C.Sc(Bachelor of Chiropractic Science)-Australia-
・応用理学士(臨床医科学)《豪州RMIT大学本校》
┗ B.App.Sc(Bachelor of Applied Science-Clinical Science-)-Australia-
◆ B.App.Sc / B.C.Sc ≒ Doctor of Chiropractic -D.C.- ◆
身体をコントロールしている神経機能異常の調整から、筋骨格系・免疫系・自律神経系・内分泌系・メンタル系などの慢性症状の改善をサポート。
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高校生ではバイクを楽しみ、短大時代(情報処理)はアジア諸国を旅して、大学時代(カイロプラクティック)は死ぬほど勉強し、卒後は起業と臨床で突っ走ってきました。趣味は、サッカー観戦、歴史探求、写真(Sigma Dp2Merrill、Sony alpha6400)、少しのサーフィン。妻と娘と猫に支えられて生きてます。>>>プロフィール