アクティベータメソッド(アクチベータメソッド)の解説

アクティベータ・メソッド

アクティベータメソッド(アクチベータメソッド)を解説します

アクティベータメソッド(アクチベータメソッド)は、カイロプラクティックテクニックの中でも沢山の臨床研究によってその効果と安全性を論文で発表してきた優れた療法です。
器具を使用した調整が特徴で、カイロプラクティックの真髄である神経機能異常を、下肢長反応検査を用いて評価・分析し調整する、安全で有効性の高いテクニックです。

アクティベータメソッドの創始者

アクティベータメソッドとは、カイロプラクティックテクニックの1つで、1967年にWarren C. Lee D.C.とArlan W. FuhrD.C.の2人によって創始された、下肢長検査を主とした器具矯正で、現在に至るまで多くの臨床研究を行いその効果と安全性を追求し続けているカイロプラクティック唯一のテクニックです。

(写真引用:Activator Methods International HPより)

D.C. とは、Doctor of Chiropractic(ドクター オブ カイロプラクティック)の略で、北米圏で発行される職業学位です。カイロプラクティック大学卒業者に授与されます。イギリス圏では、学術学位であるBachelor of Chiropractic(カイロプラクティック学士)などが授与されます。

 

 

どの様な症状に効果的か?

 

カイロプラクティックの施術は、症状に行うものではなく、症状を引き起こす原因と考えられている、からだの神経学的異常に対して行われるものです。
アクティベータメソッドも同様に、症状ではなく体のバランスを乱している、様々な神経学的異常に対して施術を行っています。

 

当院で改善された症状

筋骨格系の症状

肩こり、腰痛、坐骨神経痛、背部痛、頚部痛、関節痛、外反母趾の痛み、ばね指、握力低下、肋間神経痛、股関節痛、ひざ関節痛 など

 

自律神経系症状

消化器不良、本態性高血圧、不眠症状、動悸、パニック症状
 
 
 

 

アクティベータメソッドってどんな施術法?

アクティベータ器を使用した調整

アクティベータ器という器具を使用した振動による調整を行います。背骨などの関節の中にある神経のセンサーに対して、手技で行うよりも300倍近いスピードをもって振動を与えることが出来る事で、体に与える負荷をより小さく出来るようになっています。

※運動の法則である(力)=(質量)×(加速度)から分るように、アクティベータ器による優れた加速度では、僅かな質量しか必要としません

また、神経のセンサーに近い振動周波数で振動できるように設計されている事で、効率よく神経センサーの最適化が出来るようになっています。
アクティベータ器は、FDA(アメリカ食品医薬局:日本の厚労省にあたる公的機関)に認証機器登録されている安全性が保障されている器具です。

神経学的な下肢長反応を基準とした調整

神経学的な筋肉の緊張度の変化を読み解くために、下肢長反応を使用します。
一般的なカイロプラクティックでは、関節の動きや関節周囲の温度変化、画像診断による位置的異常というものを指標に調整部位を決定しますが、アクティベータメソッドでは、神経学的な筋肉の緊張度の変化をベースに調整部位を決定しています。なぜならカイロプラクティックは、位置異常を調整するものではなく、神経機能の異常を調整するものだからです。

アクティベータメソッドの下肢長分析と矯正

 

アクティベータメソッドについてのQ&A

(当院でのケースです。他院で受けられる場合はそちらの先生にご相談ください)

股関節や膝関節の人工関節のある方の施術を行った経験があります。

股関節や膝関節に人工関節を入れたのに、股関節痛や膝関節痛が改善せずに悩んでいる方が多くいます。変形性関節症が痛みの原因とはならないケースは臨床的にとても多いです。

人工関節を入れた関節周囲の不調でも、実際は全身の神経機能の異常の結果、過剰な筋肉の緊張によって症状が起きているケースが殆どと言えます。
人工関節周囲の調整が必要なく全身の調整によって症状が改善される方が多いです。
また、人工関節周囲の神経センサーの調整も、通常の関節同様に調整が可能です。周囲の靭帯や筋肉の神経センサーが調整され、関節置換術後の違和感など、アクティベータメソッドの調整で改善する傾向があります。

一般的なカイロプラクティックの調整では、相対性禁忌(その部位に対する施術は対象に出来ない)として扱われる骨粗しょう症ですが、アクティベータメソッドの振動刺激は、手による調整よりも体に加わる負荷が少ないので、よりリスクが少なく安全に調整する事が可能です。
スペインマドリッドにあるカイロプラクティック大学では、アクティベータ器を用いた骨粗しょう症の研究が行われており、研究前段階ですが骨の一部の再生に効果がある事がみられているという事です。https://www.activator.com/animal-models/chiropractic-manipulation-bone-skeletal-muscle/

小さいお子様でも施術可能です。
アクティベータ器の開発では、振動が大人の硬い骨・組織と乳幼児の柔らかい骨・組織とで、振動の伝わり方がどの様に違うかを研究し、より安全に調整ができるように設計されています。
適切な使用方法であれば、安全に調整する事が可能です。
当院でも、0歳児から96歳までの臨床経験があります。

 

 

アクティベータメソッドは誰が行うのか?

米国

カイロプラクティック大学を卒業し開業免許を取得した正規のカイロプラクターが、アクティベータメソッドインターナショナルの行う正規のプログラムを履修し、筆記・実技ともに合格すると認定される。カイロプラクティック大学の卒後教育として広まっている。
米国では、カイロプラクティックの法整備が出来ており、認定を取得していなくてもカイロプラクティックの開業免許を持っていればアクティベータメソッドのテクニックを使用する事は可能

日本

カイロプラクティック大学の卒業者及び、日本の医療系国家資格(医師・柔道整復師・鍼灸師など)や受講資格を満たしたものが、アクティベータメソッドインターナショナルの公認するアクティベータネットワークジャパンのセミナープログラムを受講し、筆記・実技試験に合格した者が認定される。

 

[blogcard url=”http://www.activator.gr.jp/”]

 


日本では、カイロプラクティックの法整備が無く、だれでもカイロプラクティックを名乗り提供できる状態にあり、アクティベータメソッドも同様に誰でも行えてしまう状態が問題視されています。
国内に正規に認定されているアクティベータメソッドの認定者は、およそ100人程(2021年現在)

 

[blogcard url=”http://www.activator.gr.jp/14343519187244″]

 

ファインカイロのアクティベータメソッドの研修期間は?

いつから始めているのか?

2005年より研修を受けはじめ15年以上学びを深めてきました。

カイロプラクティックのテクニックをいくつか学んだ中で、アクティベータメソッドの考え方に影響を受け、今日まで知識と技術を積み重ねてきました。

アクティベータメソッドの認定取得

2005年に国際認定(Basic Proficient Dr)、2006年に国際上級認定(Advanced Proficient Dr)の試験に合格して、AMI(アクティベータメソッドインターナショナル)社より、認定書を授与されています。

2022年12月までアクティベータメソッドの指導者としても活動

2007年より、アクティベータメソッドセミナーを開催するライフコンパスアカデミーに参画し、指導者としてアクティベータメソッドの指導に関わってきました。(2022年12月まで)
臨床経験豊富な臨床家の皆さんに、アクティベータメソッドの指導をする事で、自分自身も様々な気づきや学びがあり、成長させて頂いています。

2022年12月をもって15年におよぶLCA講師としての活動を卒業しました。
理由は家族との時間を増やしたかった為です。
今後は受講生としてさらに技術や知識の研鑽に努めたいと思います。

2015年には、アメリカで行われたAMI社主催のアクティベータインストラクターカンファレンスにも参加してきました。

創始者のDr.アーラン・ファーD.C.とアリゾナ フェニックスで行われたインストラクターカンファレンスにて

2015年アリゾナAMインストラクターカンファレンス
創始者のDr.アーラン・ファーD.C.とアリゾナ フェニックスで行われたインストラクターカンファレンスにて

アクティベータメソッドの素晴らしい所

  • 安全である
  • 理にかなっている
  • 効果が早い
  • 患者さんの負担が少ない
  • 様々な論文で安全性と有効性を研究している

 

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